2016年3月31日木曜日

1-5 普天間基地は、人権の問題ではなく、政治の問題である。 ???

 米海兵隊普天間基地は、そもそも沖縄戦の最中、住民を収容所に強制収容している間に、米軍が地主の意思を完全に無視して無断で土地を強奪して建設した基地です。約1万人が自分の土地を追い出され、フェンスの外に張り付いて生活することを余儀なくされました。住民の土地の権利を無視したひどい迫害により建設された基地です。

 米海軍・海兵隊飛行場使用規定によると、滑走路の延長上には、施設の建設や利用の全面禁止区域である「クリアゾーン」を設定して、航空機からの騒音被害や墜落危険性を避けることになっています。しかし、普天間に本来設定されるべきクリアゾーンの中には、多数の学校、病院、民家が存在している状況です。

 そこで航空機を離着陸させることは、騒音のすさまじさとともに事故の危険性が極めて高く、生命の尊厳と自由に極めて深刻な影響があります。

 このような状況を放置しておくことは、生命の尊厳、生命の価値を認めていないに等しい暴挙であり、世界の航空法に照らして、飛行場として用いるべきではありません。それほど深刻な人権侵害であり人身への高度な危険性を持つものです。したがって、それを無視するよう日本の航空法を適用除外して、連日、航空機を発着させる普天間飛行場は、人権侵害そのものなのです。(#1-②参照)(島袋)

この検証へのリンク:http://okidemaproject.blogspot.jp/2016/03/1-5.html