2016年3月31日木曜日

4-3 「北朝鮮」の脅威に備えるためにも基地が必要。 ???

 朝鮮半島有事で米軍はどれほどの軍事力を投入するかご存知ですか。2003年版の韓国防衛白書には米兵力69万人が来援すると書いてあります。内訳は海軍の5個空母艦隊を含む計160隻、陸軍2個軍団、空軍は計1,600機(32航空団)。海兵隊は2個遠征軍なので、そのうちの約9万人です。90日をかけて米本国から大挙押し寄せてきます。この作戦計画は近年見直されたと報じられており、特殊作戦を中心にした対応に切り替えられたとされます。沖縄の海兵隊は今後、実戦では紛争地に取り残された米国籍の市民を救出する作戦を担うことが想定されます。現在沖縄駐留の海兵隊はわずか1万8,000人で、米軍再編の削減で向こう10年内に1万人ほどになります。いずれにせよ有事には米本国から主力が投入されるわけです。沖縄の平時の前方展開と有事体制はまったく次元が異なります。(屋良)

この検証へのリンク:http://okidemaproject.blogspot.jp/2016/03/4-3.html