2016年3月31日木曜日

5-5 沖縄の人は中国系だから中国を引き入れようとしている。 ???

 斎藤成也国立遺伝学研究所教授らの『日本列島3人類集団の遺伝的近縁生』(2012年11月)では以下のような発表をしています(https://www.soken.ac.jp/news/5276/)。「ヒトゲノム中のSNP(単一塩基多型)を示す100万塩基サイトを一挙に調べることができるシステムを用いて、アイヌ人36個体分、琉球人35個体分を含む日本列島人のDNA分析を行った。その結果、アイヌ人からみると琉球人が遺伝的にもっとも近縁であり、両者の中間に位置する本土人は、琉球人に次いでアイヌ人に近いことが示された。一方、本土人は集団としては韓国人と同じクラスターに属することも分かった。(中略)現代日本列島には旧石器時代から日本列島に住む縄文人の系統と弥生系渡来人の系統が共存するという、二重構造説を強く支持する」

 つまり、遺伝子の要素を解析する限り、日本列島に住むアイヌ人、琉球・沖縄人、日本本土人は、縄文人の系統と弥生系渡来人の系統の混血ということです。縄文人の遺伝子をもっとも多く引き継ぐのがアイヌ人で、次に琉球・沖縄人、そしてその次が日本本土人だということです。いずれにせよ、縄文人と大陸からの弥生系渡来人との混血の要素があり、三者は近縁関係ということです。(島袋)

この検証へのリンク:http://okidemaproject.blogspot.jp/2016/03/5-5.html